日本口腔インプラント学会 関東・甲信越支部

ご挨拶支部のご案内

関東・甲信越支部長:井汲憲治 近年、口腔インプラント治療は欠損補綴治療の重要な選択肢の一つとして認識され、適切に治療が施されれば、安全で予知性の高い治療であることが世界的に認められています。そのため、特に2000年以降は、インプラント治療を行う患者や歯科医師の割合も増加の一途をたどっています。具体的には、平成23年の歯科疾患実態調査によると、65歳から74歳までの年齢層の実に4.4%がインプラント治療を受けていると報告されています。その後の、インプラントの普及状況をえますと、現在さらに高い確率で歯を失った高齢者がインプラント治療を受けることが推察されます。

しかしながら、インプラント治療は診断、補綴設計を含んだ治療設計、インプラント埋入のための外科手術の全てに高度な技術を要するため、総合的な知識と技術が必要であり、従来の歯科治療の延長線のある治療と考えるのは早計です。公益社団法人日本口腔インプラント学会は、歯科におけるインプラントを専門分野とする学会として1973年に創設され、現在、15,000名近くの会員を有する歯科最大の学会になるまで大きくなってまいりました。

本学会は患者さんに安全で確実なインプラント治療を提供できるように、歯科医師の研修のための指定研修施設を全国に設置し、継続的で専門的な研修を行うとともに、厳格な専門医制度を設けてインプラントを行う歯科医師の技術と知識のレベルの担保に勤めております。さらに、専門歯科衛生士と専門歯科技工士の制度により、インプラント治療に関わる人材の研修と育成にも力を入れております。

同学会には全国に6つの支部がありますが、関東・甲信越支部は現在5600名の会員が在籍する最大の支部であります。また、大学系研修施設が17施設、臨床系研修施設が10施設あり研修施設数におきましても最多であります。

本支部は年1回の支部学術大会を開催しております。また、2010年より支部独自の学術シンポジウムを毎年開催し、通常の学術大会とは異なる視点からインプラント学とインプラント臨床の向上のための研修を開催してまいりました。また、各都県歯科医師会との共催で、一般の方々にインプラント治療を知っていただくための市民フォーラムを開催してまいりました。

関東・甲信越支部は所属の会員の学術・技術の向上、支部会員相互の親睦になお一層努めますとともに、市民の皆様にインプラント治療を正しく知っていただくための広報活動を引き続き行ってまいります。

公益社団法人日本口腔インプラント学会 関東・甲信越支部長 井汲憲治