専門医への道
専門医を取得するまでの流れをチャートにしましたので、ご参照ください。
各資格取得にあたっては学会本部ホームページに公開される最新の会告もご確認ください。
- 入会
- 研修会受講
- ケープレ試験
- ケープレ試験 合格
- 専修医申請
- JSOI専修医 取得
- 専門医申請
- 専門医試験
- 専門医試験合格
- 専門医
入会
まずは正会員としてインプラント学会へ入会をしましょう。
専修医申請には2年以上、専門医申請には5年以上の、学会ならびに各研修施設への在籍期間が必要です。
研修会受講
専修医・専門医取得には、指定研修施設への在籍と所定の研修を修了していることが必要です。
研修施設に入り、仲間をつくりましょう。
大学系施設では研修プログラム、臨床系施設では学会が指定した認定講習会を受講してください。
- ・指定研修施設 大学系
- https://www.shika-implant.org/list/college.html
- ・指定研修施設 臨床系
- https://www.shika-implant.org/list/clinical.html
ケースプレゼンテーション試験
2年以上の学会会員歴および研修施設所属歴を有し、また、学会指定研修施設の開催する講習会で所定の研修を修了すると、ケースプレゼンテーション試験の受験申請が可能となります。
※注)プレゼンには、下記の資料が『 最低限 』必要です。
- ・口腔内写真(5枚法以上)
- 術前・上部構造装着直後・上部構造装着後2年以上経過後
- ・パノラマエックス線写真
- 術前・上部構造装着後2年以上経過後
どんなに治療経過に納得のいく症例であっても、上記資料が揃わなければ 申請は受理されません。候補の症例だけではなく、日常の臨床でルーティンに これらの資料をとれるようにしておきましょう。
- ケースプレゼンテーション試験
- https://www.shika-implant.org/certification/case.html
ケースプレゼンテーション試験 合格
合格後は、受験した症例をケースプレゼンテーション論文として投稿しましょう。
※注)合格後、1年以内に投稿しないと無効となり、専門医受験資格の論文業績を別途に準備する必要が生じます。
ケースプレゼンテーション論文作成のコツは『 合格通知が届いたら、すぐに論文作成に着手すること 』です。プレゼン作成時の情熱が冷めないうちに論文を作成しましょう。
- ※ ケースプレゼンテーション論文記載要項
- https://www.shika-implant.org/publication/old_youkou.html
専修医申請
2年以上経過した5症例ならびに下記条件を満たして頂けたら、JSOI専修医の申請が可能です。
※注)専修医は必ず申請しなくてはならないものではありません。ダイレクトに専門医試験を受験することも可能です。
JSOI専修医の認定を申請する者は、申請時に下記の各号すべてに該当することを要する。
- 日本国歯科医師免許を有すること
- 2年以上継続して正会員であること
- 本会指定の研修施設に通算して2年以上在籍していること
- 日本歯科医師会会員であること
- 本会学術大会及び支部学術大会に、4回以上参加していること
- 本会指定研修施設の認定講習会を受講していること
- 2年以上経過した5症例を提出できること
- 口腔インプラント指導医2名(内1名は施設長)の推薦が得られること
- ケースプレゼンテーション試験に合格していること
- ※ 専修医制度規程(申請資格)第3条
- https://www.shika-implant.org/certification/attestation/kitei.html
JSOI専修医 取得
専修医は書類によって、審査されます。
さらに3年の会員歴ならびに施設での研修を積んでいただきますと、専門医試験受験申請をすることができます。
※注)専門医の申請には、片顎7歯欠損以上でボーンアンカードブリッジにて修復した症例が必要になりますので準備をしてください。
専門医申請
専門医試験の受験申請にあたっては専門医制度規程ならびに施行細則をご確認ください。
- 日本国歯科医師の免許を有すること。
- 5年以上継続して正会員であること。
- 研修施設に通算して5年以上在籍していること。
- 日本歯科医師会会員であること。
- 専門医教育講座を3回以上受講していること。
- 本会学術大会及び支部学術大会に8回以上参加していること。
- 本会専門医制度施行細則(以下、「施行細則」という。)に定める所定の研修を終了していること。
- 口腔インプラント指導医2名(内1名は施設長)の推薦が得られること。
- 施行細則に定めるインプラント治療の経験があること。
- ケースプレゼンテーション試験に合格していること。
- 本会学術大会又は支部学術大会において2回以上発表を行っていること。
- 口腔インプラントに関する論文を本会 学会誌 又は委員会が認める外国雑誌に1編以上発表していること。
※注)9. における症例数は、20症例以上とし、全て上部構造装着から3年以上を経過していること。
- なおケースプレゼンテーション症例を含んでもよい
- 症例には、 多数歯欠損(1顎7歯以上欠損)症例3症例以上含んでいること
- 但し1症例はボーンアンカードブリッジ(粘膜負担のない上部構造)でなければならない。
- この場合、欠損歯数とインプラント埋入数とは、一致する必要はない。
- 1顎1症例とし、上下顎にインプラントを埋入した症例では、2症例とみなす。
- 認定制度について 過去に尋ねられた質問を掲載します。
- https://www.shika-implant.org/certification/dlfile/FAQ_2019-2020_01.pdf
専門医試験
専門医試験は、筆記試験と口述試験によって行われます。
「インプラント治療指針2020」を熟読してください。
口述試験は、最初に多数歯欠損症例のボーンアンカードブリッジ症例について、その治療の流れをプレゼンテーションして頂くことから始まり、提出された20症例を基本にインプラント治療全般についての質疑応答となります。
試験委員に提示しやすい資料を準備ください。
専門医試験合格
祝 合格! 書類手続き終了後に認定証が届きます。専門医
専門医取得後は、各研修施設において研鑽され、 5年毎に更新申請が必要となります
5年間に学術大会の参加や専門医教育講座の受講、専門医臨床技術向上講習会他、必要な研修をつまれ、その間に行った3症例について、症例報告を提出する必要があります。
口腔内写真の撮影もお忘れなく。
- ※注)各種資格申請には申請料・登録料のお支払いが必要です。各種申請料等一部改定のお知らせ(外部リンク:日本口腔インプラント学会)
- https://www.shika-implant.org/osirase/pdf/sinseiryo.pdf