関東・甲信越支部 研修施設紹介神奈川
鶴見大学歯学部附属病院 インプラントセンター
- 研修施設名
- 鶴見大学歯学部附属病院 インプラントセンター
- 責任者名他
- 施設長
- 大久保 力廣
- 管理委員長
- 五味 一博
- 運営委員長
- 小久保 裕司
- 所在地
- 〒230-8501 横浜市鶴見区鶴見2-1-3
- HPアドレス
- https://www.tsurumi-u.ac.jp/site/dental-hospital/
- 電話・FAX番号
- 電話
- 045-580-8500
- FAX
- 045-581-0024
- Eメールアドレス
- 研修施設の紹介
・安心で安全なインプラント診療を目指して
近年、歯科インプラント診療への期待の高まりとともに、その社会的責務も増大しています。多様化する患者様のニーズへの対応や、より安全で安心なインプラント診療を提供するために、より効率的で高度な技術を集約した新たな診療体制の確立が求められています。そこで、本院においても、これまで各診療科が各々の専門性を活かしながら実施してきたインプラント診療を整斉し、平成25年4月1日、新たに鶴見大学歯学部附属病院インプラントセンターを設置しました。このインプラントセンターは、集学的な学術知識と技術に基づく高度かつ安全なインプラント診療を提供することで、患者様の健康に寄与することを目的としています。
インプラント診療のセンター化に伴う大きな利点は、総合カンファレンス(症例検討会)の実施にシンボライズされます。これは、高い専門性を有する複数の診療科が、一堂に会して患者様個々に最適な治療プランを検討するもので、これまでになく高い次元のインプラント治療を患者様に提供できるようになりました。
本学附属病院インプラントセンターの使命は、以下のように大別されます。
- 教育:学部学生、研修医をはじめセンター在籍者のインプラント教育、研修を行うことにより、信頼性の高いインプラント診療技術を持った人材の育成を行う。また、優れた教育研修システムの開発・提供・実践を目指す。
- 臨床:集学的な学術知識と技術に基づく高度かつ安全なインプラント診療を提供することで、患者様の健康に寄与する。
- 研究:インプラント診療をデータベース化することでエビデンスを蓄積、学会活動等を介して国内外へと発信する。臨床研究、トランスレーショナル・リサーチの支援。
- 研修活動・教育活動 学会認定講習会等について
<教育>
本学インプラントセンターでは、歯学部生への口腔顎顔面インプラント学の講義、模型実習を行っています。このうち、臨床実習生を対象とした模型実習では、インプラント体の埋入(一次手術)、二次手術、印象採得、作業模型の製作、上部構造の装着といったインプラント治療の一連の流れを実際に体験していただくことで、インプラント治療において特徴的ではあるものの、講義のみでは理解しがたい部分を補完しています。<臨床>
本学附属病院においてインプラント診療を行う場合、すべての症例において、総合カンファレンスに諮ることが義務付けられています。これは、統合診療として、質の高いインプラント診療を行うため、各科専門医の意見を取り入れ治療計画を立案することを目的としたものです。従来は担当医が個々の裁量に基づき治療計画の立案を行ってきたインプラント治療ですが、総合カンファレンスの導入により、顎堤の高度に吸収した難症例への口腔外科専門医の意見や診療補助、咬合関係や上部構造設計のための補綴科専門医の見解、インプラント周囲炎に対する歯周病科専門医の診断、有病者や高齢者への麻酔科専門医によるコントロール下での安全な診療環境の提供など、各専門科が一つの症例に対して緊密な相互連携の下、治療を行っていくことが可能となりました。<学会指定研修施設>
鶴見大学歯学部附属病院インプラントセンターは、公益社団法人 日本口腔インプラント学会指定研修施設としての機能も担っています。令和元年度インプラントセンター所属の臨床専科生は79名、令和2年度の臨床専科生は68名と、多くの先生方にご登録いただいています.学会指定研修施設の活動としては、毎月第三水曜日に研修会を開催しており、これには学内・学外の区別なく、多くの先生方がインプラント治療の研鑽を積む場として参集いただいております。