関東・甲信越支部 研修施設紹介東京
東京歯科大学付属病院 口腔インプラント科
- 研修施設名
- 東京歯科大学付属病院 口腔インプラント科
- 責任者名他
- 施設長・診療科部長
- 佐々木 穂高
- 所在地
- 〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町2-9-18
- HPアドレス
- https://www.tdc.ac.jp/college/academics/clinical/tabid/162/Default.aspx
- 電話・FAX番号
- 電話
- 03-5275-1760
- Eメールアドレス
- hosasaki@tdc.ac.jp
- 研修施設の紹介
東京歯科大学付属病院は、1983年6月7日に日本では一例目となるブローネマルクインプラントの埋入手術が執り行われた施設であります。その後、2005年にこれまで保存科・補綴科・口腔外科の各科で行われていた口腔インプラント治療を一元化するために、診療科として口腔インプラント科が設立されました。2007年には口腔インプラント学研究室となり大学院生の受け入れを開始し、2009年に口腔インプラン ト学講座へ昇格し、現在に至ります。
本研修施設は本学付属の水道橋病院、市川総合病院、千葉歯科医療センターと3施設で研修を行っており、施設会員数144名、指導医4名、基礎系指導医6名、専門医35名の体制のもと(2022年時点)、通常のインプラント歯科治療だけでなく、全身管理を必要とする症例、骨造成術等のインプラント関連処置、インプラントトラブルのリカバリー症例、広範囲顎骨支持型補綴症例など様々な症例に対して、他診療科と連携をとりながら診療をおこなっております。
研究では、本学に設置された口腔科学研究センターにおいて、本講座設立時に掲げてきた研究テーマである「インプラント治療のリスクファクターの明確化」を達成するため、「母床骨の改善」「インプラント周囲軟組織の改善」「インプラント体材料の改善・開発」「インプラント体形状・システムの改善」「リスクの術前評価法の開発」などに関する基礎研究、数多くのインプラント症例から構築されたデータベースをもとに、新たなエビデンスを確立するための臨床研究を行っております。
臨床面では、これまでの安全かつ安心できる従来の口腔インプラント治療を踏襲しながらも、診療の効率化と研修生の臨床教育効果の向上を図るためにインプラントシミュレーションソフトを用いた治療計画立案・説明やガイデッドサージェリーへの応用、口腔内スキャナーによる印象採得から CAD/ CAM による補綴物作成などのデジタルツールの応用にも積極的に取り組んでいます。
当施設での研修を希望される場合は、臨床系講座の大学院生(博士課程:4年間)もしくは臨床専門専修科生として、当研修施設内でインプラント歯科治療におこなえることが条件となります。当施設における研修に関してご興味がある方は、上記までお気軽にお問い合わせください。
- 研修活動・教育活動 学会認定講習会等について
当研修施設では、口腔インプラント科を中心として他診療科との共同体制を整えながら、診療・研修を実施しております。
教育においては、口腔インプラント学に対する一般目標(GIO)と行動目標(SBOs)を設定し、基礎医学に関連する知識、臨床における診査・診断から 一連術式について講義・実習を実施し、知識の確認、修得をしていくとともに、さらに専門的な技術を習得するためのカリキュラムを作成し、実施しています。
また毎週、開催される口腔インプラント科主催の症例検討・術前カンファランス・抄読会や、定期的に実施される講習会やハンズオンセミナーなどの実習を口腔インプラント科以外の診療科に所属している医局員も参加をし、他診療科間の連携を強化し包括的歯科医療を実践していくとともに、全医局員が共通した認識に基づいた口腔インプラント治療を行っていくための東京歯科大学インプラント治療スタンダードを修得することができるようになっています。